昨今はカメラの発達と普及から、多数の人々の手によって写真が撮影されます。そして、諸々の媒体を通じて掲載された、写真、あるいは映像的な世界のイメージを目にしない日はないでしょう。

しかし、ここに出展する3名の作家は、取り巻く世界の中から「風景」を主体とした写真を撮り続け、提示しています。私たちはなぜ、他の事象を差し置いて「風景」に惹きつけられるのか?そういった問いから、この企画を提案しました。
言葉や認識と風景の関係から作品を制作する新井五差路、特定の場所を目指して写真を撮りに赴き、物とその周辺の関係を追い続ける百頭たけし、日々の生活の中から主にiPhoneでの撮影を中心として身の回りの景色を撮り続ける藤林悠。

視覚を、如何様にしても留めたかった人間の欲望は、図像の先に、一体どのようなイメージを残すのでしょうか。


2018年5月に、東京都墨田区・あをば荘にて開催した「PERSISTENCE」の巡回展を、この度石川県金沢市・芸宿にて行います。巡回という名目ながら、東京展とは異なった展覧会が期待されます。3名の写真家の、その後の展開にどうぞご期待ください。

 

PERSISTENCE 20180511-0603 @東京都墨田区あをば荘

PERSISTENCE


新井五差路 百頭たけし 藤林悠
ARAIGOSARO HYAKUTOU Takeshi FUJIBAYASHI Haruka

会期:2018年11月18日(日)〜12月15日(土)
開場時間:13:00-19:00

会場:芸宿

〒920-0942
石川県金沢市小立野4-2-1 すみれ台ハウス
https://goo.gl/maps/PD4mooFb9z52

JR金沢駅より北鉄バス
*湯涌温泉行き / 錦町行き
*錦町経由 東部車庫行き
天徳院下車 徒歩約3分

芸宿 twiteerアカウント:@ge_Shuku

問い合わせ:persistence.foto@gmail.com
website:http://bit.ly/2oK371U

■■■会期中イベント
■トークイベント
「風景を記録すること」
日時:11/18(日)16:00-18:00 
トーク参加費:1,000円(1ドリンク付き)
★★★終了後、懇親会(協力:食堂101)
トーク終了後に懇親会費:1,000円(アルコール飲まれる方+500円)

展示作家の2名(百頭たけし、藤林悠)とキュレーターの大下裕司 氏をゲストに迎えてのトークディスカッション。当展覧会は、風景写真を執拗に記録する写真家によって構成されています。今日に発達したデバイスにて、視界に広がる世界を留めることは、どのような行動でしょうか。この展覧会の成り立ちも加えて話していきます。

【ゲスト情報】
大下裕司 OSHITA Yuji
1987年横浜生まれ。ヨコハマトリエンナーレ2017アシスタント・キュレーター、横浜美術館学芸員を経て大阪中之島美術館準備室学芸員。専門は現代美術史、アイヌ文化など。その他関わった展覧会に「東京アートミーティングVI: TOKYO-見えない都市を見せる」(東京都現代美術館、2015)、札幌国際芸術祭2014などがある。


■撮影ワークショップ
「カメラを持って、兼六園とは逆の方へ行く。」
日時:12/15(土)13:00〜18:00(集合:12:50・昼食はお済ませの上お越しください。)
参加費:500円
持ち物:SDカードスロット搭載のデジタルカメラ、飲み物、気候に対応するための防寒具など
定員:5名
要申し込み(11/18(日)12:00より受付〜12/1(土)19:00〆切)
件名を「カメラを持って、兼六園とは逆の方へ行く。」とし、参加人数、名前、電話番号、メールアドレスを明記の上 persistence.foto@gmail.com までメールを送ってください。

出展作家の、新井五差路、百頭たけし、藤林悠と一緒に兼六園と逆の方へカメラを持って歩きます。
案内役に彫刻家の山内祈信(http://kishinart.jugem.jp/?eid=8)記録カメラマンに奥祐司(https://twitter.com/yujioku
芸宿からの道のりを撮影しながら歩き、市街地を1時間ほど散策します。特に撮影指導はいたしませんが、撮影終了後芸宿にて撮影した写真の鑑賞会などを予定。

※荒天の場合ディスカッションを予定。

 

出展作家

新井五差路 ARAIGOSARO

1986年生まれ。富山県出身。早稲田大学第一文学部美術史学専修卒業。
視覚と言語に関する作品を制作。近年の展示:2016年 すべて眺めのいい、(spiid)2016年 BARRACKOUT バラックアウト(旧松田邸)2017年 都美セレクショングループ展 新章風景#2 -現代における風景写真の在り方-(東京都美術館ギャラリーC)
http://araigosaro.tumblr.com

 

百頭たけし HYAKUTOU Takeshi

群馬県館林市生まれ。2004年帝京大学文学部日本アジア言語文化学科卒業。自転車を使い、都市郊外の産廃や土木業者が多く集まる地域に出現する風景を撮影している。主な個展に2017年「カイポンする / 我蓋朋」(コ本やhonkbooks)、2016年「D 現場(TAP Gallery)、2015年「Busy, busy, busy(TAP Gallery)。グループ展として2017年「不純物と免疫」(トーキョーアーツアンドスペース本郷)、2017年「Seize the Uncertain Day(東京藝術大学美術館)、2016年「Debris*Lounge(ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ)、2013年「MOBILIS IN MOBILI 交錯する現在」(コーポ北加賀屋)などに参加。2015年「Gabriele Basilico Prize in Architecture and Landscape Photography」ノミネート
http://hyakutou.tumblr.com

 

藤林悠 FUJIBAYASHI Haruka

秋田県秋田市出身。2008年 東京藝術大学大学院美術研究科 絵画専攻壁画研究領域 修士課程修了、2006年 東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。記憶の片隅にある、捉え残した景色や体験をモチーフに作品を制作。主に写真、映像、絵画等のメディアを使用。近年の展覧会に、2017年 Enhancement(Space Wunderkammer)2016年 正しい歪み方(Gallery COEXIST-TOKYO)世界コモノ派会議(Art Center Ongoing)uncertain_03(float)2015年 中之条ビエンナーレ(群馬県中之条町)2014年 ハクリビヨリ (長野県小諸市)など。

http://harukafujibayashi.work
https://www.instagram.com/fujibayashihrk/

https://harukafujibayashifoto02.tumblr.com