Haruka FUJIBAYASHI Organize Exhibition
“ UNFIXED ” Vol.1 Yuko OZAWA

“ UNFIXED ” は、アーティストの藤林悠が、作家を紹介していく機会です。セレクトの基準は、基本的に藤林が紹介したいと考え、かつ作品を更に深く理解したいと考える作家です。今回は、千葉県松戸市・古民家スタジオ 旧原田米店2階にある藤林悠のアトリエの一部を、予約制の展示室として開放。
基本的に藤林の美術作品への執着は、創作の真意を読み取ろうとしつつも、未知数が潜んでいるものに惹かれることから生まれると考えており、それは作品、あるいはそこに付随する意図が意識や思考に深く定着していない状態であると例え、この作家紹介プロジェクトを「UNFIXED」と名付けます。

第1回目は、現代美術家の小沢裕子さんを紹介します。小沢は、主として映像、音声、言葉、を媒体とした作品を多く発表しています。今回は、映像作品を藤林のスタジオ内にて上映し、会期中に近隣のPARADAISE AIRにショートステイを行い、パフォーマンスイベントを行う予定です。

「自分が自分以外のどこかへ行けないということが、不思議でしょうがない。」まだ数度しか面識のなかった頃のこの言葉が、彼女の印象を決定付けました。それは、ロマンティックでありながら、彼女の実存自体を疑ってしまう言葉でした。
小沢裕子の作り出す作品は、視覚や聴覚を刺激しながら、その根底にある意識をなめずり回される感触を残し、彼女という私と、鑑賞者である私、もしくはあなたが混ざる感覚に襲われるような体験をさせてくれます。そのような鑑賞行為を、どうかみなさまも体験してください。


作家経歴:
小沢裕子(おざわ ゆうこ)https://yukoozawa.themedia.jp
1984年千葉県生まれ 
2009年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
「私」の場所をずらし境界を立ち上げるような装置として、映像作品や言葉を使った作品、パフォーマンスなどを行っている。
2016年 「art trip vol.02 この世界の在り方 思考/芸術」芦屋市美術博物館 /兵庫
2016年 「トランス/リアルー非実体的美術の可能性」gallery αM /東京
2014年「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.04リアルをめぐって」高松市美術館/香川
2014年「 エマージェンシーズ!023小沢裕子/無名の役者たち」 ICC/東京 など

 



会期:2018年9月22日(土)23日(日)24日(月・祝)
会場:古民家スタジオ 旧・原田米店母屋2階・藤林悠アトリエ
〒271-0092 千葉県松戸市松戸1874(JR/新京成線 松戸駅西口より徒歩5分)
https://goo.gl/maps/wVzet3XhBsS2
https://madcity.jp/harada_rice_shop/

問い合わせ:info@harukafujibayashi.work(担当:藤林)
webサイト:http://bit.ly/2P3aSeu
協力:まちづクリエイティブ、PARADAISE AIR

鑑賞方法:30分ごとの上映タームに、予約制。1回の上映につき3名まで。
9/22(土)16:00-17:30
9/23(日)16:00-20:30
9/24(月・祝)16:00-20:30

【予約方法】
以下の内容で、メール予約してください。
受付中〜9/21(金)19:00〆切

宛先:info@harukafujibayashi.work
件名:小沢裕子映像上映鑑賞希望

・氏名
・希望人数
・連絡先(mail、電話番号)
・以下より、希望日時を3つまで選んで、コピペしてください。

[1-1] 9/22(土)16:00-16:30
[1-2] 9/22(土)17:00-17:30

[2-1] 9/23(日)16:00-16:30
[2-2] 9/23(日)17:00-17:30
[2-3] 9/23(日)18:00-18:30
[2-4] 9/23(日)19:00-19:30
[2-5] 9/23(日)20:00-20:30

[3-1] 9/24(月・祝)16:00-16:30
[3-2] 9/24(月・祝)17:00-17:30
[3-3] 9/24(月・祝)18:00-18:30
[3-4] 9/24(月・祝)19:00-19:30
[3-5] 9/24(月・祝)20:00-20:30

※先着順となります。ご希望に添えない場合は、ご了承ください。

■■■サブ・エキシビション:
藤林悠による、作家のポートレート撮影写真を展示予定。

■■■会期中イベント:小沢裕子・安藝悟によるパフォーマンス
9/22(土)19:00-21:00
※展示はこの日のみ 16:00-17:30 とする。
※イベントには予約不要です。

イベント会場:PARADISE AIR
〒271-0091 千葉県松戸市本町15-4 ハマトモビル5階
(JR/新京成線 松戸駅西口より徒歩3分)
http://paradiseair.info

一方が言葉の指示者となり、その指示通りにヘッドホンに流れてくる言葉をPCのキーボードに打ち込みながら、そのささやかな音をマイクで拾い続けるライブイベントと、ゲスト出演の文筆家・安藝悟が自作品を読み上げる音読パフォーマンスも開催。

イベントゲスト:
安藝悟(あき さとる)https://ondokunoaki.jp
1985年、大阪府生まれ、静岡在住。会社員、文筆家。大学院卒業後、現在まで新聞社に勤務。2016年より「音読ライブ」と称し、自作の掌編小説を自身で読み上げる活動を展開する。文章は耽美主義、新感覚派、音響詩などからの影響が大きく、実験的な言葉や言葉遣いを多く取り入れる。音読ではなるべく声の表現性を削ぎ、言葉そのものの手ざわりや独立性、不完全性などを提示するとともに、音声による聞き手の認識のゆらぎなどを追求する。音読に映像を組み合わせた作品や、8台のスピーカーを使って音響空間を作り出し音読をするパフォーマンス、音楽家や美術家とのコラボレーションなども積極的に手掛ける。近年参加したものに、アートイベント「ストリートフェスティバル・イン・シズオカ」(2017、静岡市)、パフォーミングアーツイベント「七間町ハプニング」(2018年、静岡市)、野外パフォーマンスイベント「ストレンジシード2018」(同、静岡市)。


【イベント・タイムスケジュール】

◇安藝悟(あき さとる)
「私は声である」30分
人間は声を通じて会話をしています。今回の作品はこの声が意思を持って喋りだしたらどうなるか、という思考実験的なものです。「私は人間の声であり、人間の心の声であり、動物の声、虫の声、万物の声である。」という冒頭から、声の独白が始まります。声と人間との関係に目を向けながら、声が発する声に耳を傾けてみてください。

「北風と北風」20分
イソップ童話の一つ「北風と太陽」で、太陽に圧倒的な敗北を喫した北風さんの物語。世界各国の神話や故事にあらわれる北風たちが、緊急集会を開き、北風の復権について話し合います。通常の音読として披露いたします。

◇小沢裕子(おざわ ゆうこ)
「皮膚のエクササイズ」30分
暗闇の中でエクササイズを行います。ただし身体は動かしません。言葉の誘導を聞きながら、イメージだけで自分の身体をなぞってゆきます。
(エクササイズ中は出入り禁止です。携帯の電源はお切りください。)

「タイピングミュージック」30分
他人の身体を使ってタイピング音で演奏します。
演奏者の耳にあらかじめ用意した音声を流し込んで、聞こえたとおりにタイピングしてもらいます。しかしタイプされてゆく文字は演奏者本人には見えないようになっているので、内容を自分で確かめることはできません。
逆に鑑賞者はどのような音声が演奏者の耳に流れているのかを聞くことができませんが、タイプされてゆく文字を読むことができます。